
にせもの詐欺にご注意!
これはうちのお店とはなんの関係もないのですが、当店のお客様には通販やオークションでCDを購入したり、インターネットバンキングや様々なオンライン・サービスを利用している方も多いと思うので、老婆心から書いておきます。
大手サイトを名乗ったかたり
最近、何度か詐欺メールを受け取り、気になっていたところへ、今日(2003年1月9日)の朝日新聞にも載っていました。私が受け取ったのはすべて海外からのものでしたが、日本でもまったく同じ手口が使われているようです。
具体的な手口はというと、ネットバンクや大手通販ショップの名前でメールが届きます。それを読むと、「メンテナンス中のため、ログインはこちらのページから」とか、「登録情報の確認をするので、ここにログインして更新するように」とかいったことが書かれて、リンクが張ってあります。
私が受け取ったのはPayPal、Amazon、eBay、Yahoo!などの名をかたったものでしたが、このメールの形式や差出人アドレスが本物とそっくりなのです。リンクにあるページデザインもURLもまるで本物そっくり。登録情報更新うんぬんは実際に長いこと使ってないと求められることもあるし、「更新しないとアカウントを取り消す」と言われては、もう少しでだまされるところでした。
さらに凝ったものでは、「あなたのパスワードが盗まれ、それを使って詐欺が行われました。至急、ここにアクセスして、パスワードを変更してください」というのもありました。
だまされてログインしたり個人情報を打ち込むと、パスワードやクレジットカード番号を盗まれるというわけです。
最初に見たのはPayPalのものでしたが、「毎日利用しているのにおかしい」と思ったので、念のためサポートにメールしてみたところ、「それは詐欺だから絶対に個人情報を打ち込まないように!」という返事が来ました。それで詐欺とわかったわけです。
ログインするときは必ず本物のトップページからしかしないだけで防げますので、どうぞお気をつけください。
また、スパムメールに「メールの配信を停止したいときはこちらから」というリンクがついていても、決してメールアドレスを打ち込んではいけません。これはランダムなアドレスに送りつけ、有効なメールアドレスを集めるための手段で、かえってスパムが増えることになります。もちろん当店のニュースレターはそんなことはありませんが(笑)、Bravenetも大手なので、その名を騙った詐欺があるかもしれません。購読の停止は当店のホームページのフォームを使ってしていただけば安全です。
偽プロモ
これは単なる無知で本人も知らないでやってることが多いようなので、必ずしも詐欺とは言えないのですが、最近気になるのは、プロモじゃないのにプロモと称してCDやレコードを高く売っているオークション・セラーやショップです。これは大手ショップにもあるのですが、ブートレッグをプロモとして売っていたり、単なるジャケなしの12インチをプロモ12インチと称して売ったり。
まず、ブートレッグですが、最近のブートレッグはほとんどがPromo Onlyとか、Not
For Saleと書いてあるのです。それを鵜呑みにして、プロモとして売ってることが多いです。中にはわかってやっている悪質な業者も。
また、確かに12インチ・プロモは黒いダイカット・スリーブ(丸い穴のあいた無地のジャケット)に入っていることが多いですが、ジャケなし(ということはつまり、普通なら売れないひどい欠陥品)をプロモと称して売るのはあんまりです。これはヤフオクで多いです。
ちなみに見分け方ですが、たいていのプロモはDJとかPROという文字が入った、通常盤とは違うレコード番号がついています。オークションで買うときはレコード番号を確認した方がいいです。でもそうでないものもあるので、信頼の置けるディスコグラフィ・サイトなどで確認してから買いましょう。
ちなみに当店では、知らないプロモは必ず本物であることを確認してから売っています。
海賊盤
ここで海賊盤というのは、いわゆるライブ・ブートレッグとは別の、正規盤そっくりの偽物のことです。東南アジアなどでよく売られているのはご存じだと思いますが、最近日本でも出回り始めました。中国で作られたものが多いようです。
一見、中国盤・香港盤・台湾盤を装って売られていますが、中味は完全な粗悪品。でも外見はいかにもそれらしくて本物そっくり、というか、本物の正規盤より本物っぽいです(笑)。大手レコード会社の名前や住所、URLまで書いてありますし(行ってみたら、そんなサイトは存在しませんでした。住所も架空のものだと思います)、版権についての注意書きもいかにもそれらしく書いてあります。レコード番号やバーコード、レーベルロゴなどもすべて揃っています。さらにきちんと封がしてあって、封の上には立派なキンキラのステッカーが貼ってあり、偽物と知らなければ絶対だまされます。
ところが外側の豪華さにくらべ、中を開けると絶対本物には見えないみすぼらしさなので海賊盤とわかるわけです。Mansunのこれなんかはめずらしくておもしろいので、海賊盤と断った上でうちでも売ってみましたが(笑)。とにかく中国盤や香港盤には要注意です。ちなみに下の写真はSuedeのSinglesの本物(上段)と偽物(下段)です。


それとは別に、いわゆるレア盤の偽造コピーもあります。普通ではめったなことでは入手できない高価なレア盤が、手頃な値段で売りに出ているのを見たら疑ってみてください。私はこれまでJoy
Division、Stone Roses、Manic Street Preachers、Suedeなどを見つけました。
こちらはレコード番号からジャケットからレーベル面まで、何もかも本物そっくりに作ってあるので、見分け方には注意が必要です。たいていは印刷が本物とくらべると多少薄かったり不鮮明だったりするのでわかりますが、それには本物の実物を持っていないとわかりませんね。(上記の中国盤もよくよく見ると、写真の印刷が不鮮明だったり、色がおかしかったりします)
さらには印刷まで本物そっくりに作ってあるのもあります。そうなると、溝の刻印で見分けたりとか、さらに詳しい知識がいります。専門家や詳しいマニアの人に聞くしかありません。残念ながら私にお問い合わせいただいてもお答えできません。私も調べてやっとわかるので。有名コレクター・サイトの掲示板などで質問すると教えてくれます。
とにかくこれまた素人や素人同然のショップにはほとんど見分けがつきません。レア盤の購入はちゃんとした目利きのできる当店で!(笑)
これって詐欺?−個人輸入の落とし穴
インターネット詐欺について書かれた雑誌を読んでいたところ、タワーレコード・ヨーロッパで注文したCDが届かないのに、代金だけクレジットカードで引き落とされたという体験談が載っていました。カスタマー・サービスに何度もメールで抗議したところ、「調査する」という返事が来たのに、その後なんの音沙汰もなく、お金も戻らなかったという話です。
もちろん、大手ショップが意図的に詐欺をするはずはありませんし、これは詐欺ではありません。でも、クレジットカードさえあれば誰でも海外から商品を買えてしまう時代、個人輸入の恐ろしさを知らない初心者が陥りやすい危険だと思うので、これまた老婆心から解説しておきます。
おそらくこの人が買った商品はスモールパケット(小型包装物)という形で発送されたのだと思います。これは小型の国際小包の料金が格安になるのですが、配達記録は一切残りません。(それ以外の国際小包はたとえ船便でもすべて配達記録付きです) つまりショップの側に発送したという記録が残っている以上、お客さんは受け取っていないという証明ができないので、どうすることもできないのです。おそらく注文画面で、「保険を付けるか?」というオプションがあったはずです。それを選択しなかった以上、リスクは自分持ちということを承知で注文したことになります。裁判でも起こせば、もしかしたら戻ってくるかもしれませんが、外国で弁護士を雇って裁判をする費用は、もちろんCD1枚には見合いません。
原因はいろいろ考えられます。タワーのような大きいところは従業員もたくさんいますから、中には帳簿に嘘の記載をして、品物や代金を横領するような人がいないとも限りませんが、おそらくは発送係のミスか、郵便の紛失でしょう。こういうことは私の経験では100〜200回に1回はあります。自慢じゃありませんが、私はタワーに限らず、ほとんどすべての大手ショップで経験しています。単に届かないというトラブルだけでなく、届いた商品が注文と違うということもあります。対応もすべて同じ。「調査してご連絡します」という定型のメールが来て、あとはそれっきりです。
ちなみに私が海外発送した商品ではこの頻度が約1000回に1回に下がります。この理由はまず日本の郵便局が優秀なことと、いいかげんなバイトが発送するのではなくて、店長自らが責任を持って発送しているせいでしょう。もっとも、その店長が粗忽者なので、ミスはありえますが、その場合はお客様には一切損はかけないように全額補償しています。
こういうトラブルを避けるために、ショップによってはクーリエ(日本で言う宅配便)やEMSによる発送しか認めていないところもあります。こちらはもちろん配達記録付きで保険も付きますが、料金はスモールパケットの2〜10倍はします。CD1枚に2000〜3000円もの送料を払うというのも考えものです。
そういうわけで、私は自分が海外から買うときには、リスクと送料を考慮して、スモールパケットで送ってくれるところからしか買いません。たとえ届かなくても、2000円ずつよけいに100回払うことを考えれば損失は安いものですから。
でもそれは私のように大量に買う場合で、たまたま初めて海外に注文した商品が届かなかったらショックですね。その気持ちが痛いほどわかるので、当店ではたとえスモールパケットでも、紛失の場合、お客様をがっかりさせない方策をとっています。あいにくお客様も正直な方だけとは限りませんので、悪用されるといやなので、具体的にどういう方策かはここには書けませんが(笑)。
また、買うショップを選ぶのも重要です。同じCDが大手通販ショップとオークションで同じ値段だったら、私はオークションを選びます。理由はオークションなら売り手は個人や小さい店のことが多いので、何かトラブルがあった場合もコミュニケーションが取れるからです。それでもまずお金は戻りませんが、少なくとも相手方と話し合うことで「しょうがない」と納得が行きますし、中には本当に良心的なセラーもいて、一度eBayで買った商品が届かなかったときは、調べもせずに代わりの商品を送ってくれた人もいます。上記のように、大手では定型メールを送ってくるだけで、一切取り合ってもらえません。
というわけでお客様に念を押しておきたいのは、「立派なホームページや値段だけで較べないで」ということです。現地ではあんなに安いのに、日本の輸入盤店は高いと感じることもあるでしょうが、店もそれなりのリスクを負っているわけです。ましてStrangelove
Recordsはそれをほぼ現地価格で販売しています。おまけに何があっても親切対応。一度でも買ってくださったお客様がStrangelove
Recordsに絶大な信頼を寄せてくださる理由はそこにあります。
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